「これからは空の時代が来る」。学園創立者である梅澤義三は、羽田飛行場から複葉機が離発着する姿を見て、この様に感じたそうです。その後、自身が操縦と整備を習得し、日本航空学校航空発動機練習所を開設します。これが今から約80年前、昭和7年のことです。
昭和26年、日本航空（JAL）誕生。昭和31年には、通商産業省（経済産業省）が国産旅客機の製造計画を発表し、後にYS-11が完成。日本の空の時代が、本格的に幕開けしました。
日本航空学園は、日本最大最古の航空教育機関として、航空教育界を、常にリードしてきました。平成15年、能登空港内に輪島キャンパスを設置。その後も、最先端の航空教育を行っています。この成果は着実に実績として表れており、卒業生は各分野で活躍されております。
一方で、昭和60年、日本航空高校に普通科を設置し、航空業界のみならず、幅広い分野で社会に貢献できる人材の育成を開始しました。これに合わせて、大学進学率も上昇しており、近年では難関大学にも合格者が見られます。
平成11年に開設した通信制課程は、全日制課程とは違った特色を打ち出しています。通信制の柔軟性を活かし、転編入（転校）生や不登校の中学生を積極的に受け入れ、「全日制の学校に合わない」と感じる生徒の再出発の場として、成果を上げています。
そしてこの度、開校される新潟県上越学習支援センターは創立50周年を迎えられた井手塾様との提携から誕生した通信制課程になります。この様な形で全国にも学習支援センターを多数開校し、日本航空学園の目指す教育姿勢は全国に認知されております。
日本航空学園は、伝統に安住することなく、「チャレンジ精神」を持ち続ける学園であり続けたいと考えています。その為に学園理念としてJ-shipを定め、日本発展に寄与できる人材を輩出し続けるべく、多くのことに果敢に挑戦し、質の高い教育実現を目指します。
私ども井手塾は、1959年創業者の井手信久が旧妙高高原町に開業して以来、2009年で満50周年を迎えました。創業者の「塾は学問の道場である」を合言葉に、保護者の皆さまと共に子ども達の未来について考え続けて参りました。
この50年間、日本の公教育は迷走を続けて参りました。「つめこみ」から「ゆとり」へ、そして「ゆとり」から「見直し」へと未だに方向が定まりません。また子ども達の状況も急激に変化し、集団指導を旨とする井手塾のスタイルも変化を迫られました。個別指導の「井手個別」、自立型学習の「自立館」、大学受験の「東進衛星予備校」と、生徒さんの実態に即した学習環境が提供できるよう井手塾では日々改革に努めております。
しかし、私たちには今ひとつ大きな課題がありました。ようやく夢叶い進学した高校で環境への不適合から途中で退学せざるをえない高校生や、また家庭の都合で進学をあきらめざるをえなかった生徒さんへの対応です。
そんな折、日本航空高校との出会いがありました。そこで日本航空高校の建学の精神（J-ship）にある自由と規律と題された「学生生徒が自由に夢を描き、語りながら、社会人としての礼節、そして、生き方を学びます。」という社会性を育む教育精神に共感し、この課題を解決するため「日本航空高校［通信制課程］上越学習支援センター・井手塾高等学院」を開校することを決断しました。ただ高等学校の卒業資格を得るためだけに通う学習支援センターではありません。学力をつけることは当然ですが、卒業後社会に出るために不可欠な技術、専門性を培い、体現できる力を生徒一人一人がつけられる、そんな学習支援センターです。
子ども達の輝く未来のため、私達が全力でサポートします。子ども達が自ら挑戦し、自らの力、意志で自主・自立していく環境をつくります。井手塾高等学院で夢・目標を私どもと共に叶えましょう。
皆さんは、ホームページを見てどの様に感じましたか？「難しそうだなぁ」、「おもしろそう」、「夢が実現できそうだ」、「変わった学校だなぁ」・・・。日本航空高校は、たくさんある高校の中の一つではありません。日本で唯一の存在です。航空教育を行う高校は、日本では日本航空高校だけです。キャンパス内に滑走路を持つ高校は、日本航空高校だけです。そして、日本航空高校能登空港キャンパスは、なんと空港の敷地内にあります。これは、航空系学部を持つ大学すらも実現していない、凄いことなのです。
そして、上越学習支援センター。夢が決まっているのであれば、高校卒業後ではなく、在学中からサポートしたい。その方が、絶対に楽しい。夢が決まっていない人は、在学中に夢を見つけてください。人生はチャンスにあふれています。これが当センターの考え方です。また、教育システムは、少人数・個別指導。「全日制高校は合わないかもしれない」と悩んでいる人も、楽しく勉強できますよ。当センターの事、本校の事など、入学前の説明もしっかりしています。少しでも興味のある人は、入学相談室に来てください。じっくり説明します。